皆様はご葬儀経験されたことございますか?
ここでいう経験とは、喪主などの中心になって葬儀の打ち合わせの経験があるかというものになります。実はいざという時やったことないという方がほとんどで、まして今や人生100年時代で高齢者の方も知らない方が多いです。
今回は万が一に備える意味で、これから打ち合わせをする方に向けて、準備するものなどなどご紹介していきます。

まず、お急ぎの方もいらっしゃるかと思いますので、準備した方がいいものについてお話しします。

準備するもの4つ

内容は死亡診断書、写真、付き合いのある寺などの宗教者への連絡先、お墓の場所、この4つがあげられます。

死亡診断書は必ず原本を持参してください。
写真は大きく写っている写真でスナップとデータそれぞれ用意できるのが理想です。データではできないというところもありますので確認してください。
今回はお寺で話しますが、宗教者の連絡先とお墓を控えてください。これで打ち合わせは進められます。
最悪今何もないということであれば後からでも基本は大丈夫です。ただ、宗教者へ連絡しないと日程が決まらないケースがほとんどなので、最優先は連絡先を把握するようにしましょう。

死亡診断書の書き方と写真の選び方はこちら

では先へ進みます。

決める内容は大きく分けて2つ

プランとオリジナルになります。

プランはプランを選択し、足りない物を補っていくというスタイル。
オリジナルは細かくこれは必要ですか?などと聞いていき1つ1つ決めていくスタイルになります。

メリットデメリットはこちら

そして、会社によって違いますのでオリジナルに作りたいのであれば、それができるのか確認ください。
プランもオリジナルもそれぞれ選ぶものは同じですので実際に使用する内容を細かく掘り下げてみます。

細かい内容に関して

実際に使用する内容についてお話しします。
項目としては、祭壇、花、棺、車両関係、食事、返礼品、人件費、その他細かい項目(ドライアイス、写真や骨壷など)、火葬料金、式場料、お布施、心付けなどがあげられます。
これらを組み合わせて見積もりを作ります。
細かくは各項目ページへをご参照ください。

祭壇は花祭壇か白木の祭壇になります。
昔ながらの白木は高さが出るので式場に対して大きく見えやすいのが特徴で、花祭壇は横に伸ばすものになりますが、綺麗にラインを作れるとかなり映えます。

実際費用としてはここが一番かかると言ってもいいです。葬儀のイメージ=祭壇という感覚になり、思い出したときに後悔しやすいものになりますので、その方に合ったもので、それなりのものを選ぶため費用が高くなります。
白木の祭壇よりも花祭壇の方が費用が高くなるかと思います。理由としては大きくするのにお花をそれだけ沢山入れるからで、仕入れでカーネーションが100円ほどと想定すると大きくするのに100本、そこに技術料、管理費、売値を入れるといくらになるやら、というようにどんどん金額が膨らみます。このような内容を1時間から2時間、下手したら3時間以上も決めるのにかかる場合もあります。

打ち合わせをするには少し覚悟が必要になります。ただ、勇気も必要で時間がかかるならとにかく夜中でも打ち合わせをし、選ぶというふうにするのもいいのではないでしょうか。どちらがいいかはみなさまでお選びください。

式のやり方

次にどのように式を上げるのがということを考えていきます。本来はここを決めて日程を決めてから細かい話に入ることが多いかと思います。通夜をするのか1日葬なのか直葬なのかどれにするかまた、宗派仏教なのか無宗教葬なのかを選択し方向性を定めていきます。式の種類に関してはこちら
直葬の場合は基本宗教者が入らない、つまりお経などの宗教的な儀礼を行わないというものになります。

宗教者への連絡

方向性が定まったところで宗教者へ連絡し都合の良い日程を確認します。1つ注意点がありまして、いわゆるお手次寺や菩提寺のお寺である場合この確認をします。この2つの定義に当てはまるものはそのお寺の敷地にお墓があるかになりますので、お墓が霊園や宗派不問の納骨堂などはここに当てはまらないことが多いです。不安であればお墓に確認しましょう。葬儀社が手配するお寺の場合は連絡は葬儀社の方がやってくれるので問題ありません。

お寺についてはこちら
お墓に関してはこちら

最後に

打ち合わせは時間をかければいいというものでもなく、選ぶ勇気も必要で細かく確認をし形にしていくことが重要になります。
また、方向性についてもわかりやすいものをおすすめします。