貸し式場 とは

葬儀についてのページはいくつかご覧になりましたでしょうか?きっと葬儀に関係する会社のページをご覧になったのではないかと思います。その会社のメリットになることばっかり書いてある気がします。

ここでは個人的な見解から事実をもとに皆さんにお話ししていこうと思っています。まだまだ、説得力に欠ける部分、文章がおかしいなど沢山あるかと思うのでコメントで教えて下さい

それではどうぞご覧ください。

 

『貸し式場』ってなんですか?

葬儀は『貸し式場』という場所でも出来ます。

式場の種類

式場には大きく分けて3タイプあります。

公営や民営の施設、お寺などの宗教に指定がある施設、葬儀専用ホールです。

公営や民営

公営や民営の施設は葬儀だけではないというのが特徴です。もちろん葬儀限定というところもありますが今回は専用ホールについて解説します。

公営施設は、地域にある公民館・集会場や、市区町村が管理してる火葬場や施設です。一方で民営施設の例としてホテルや霊園などが管理している施設があります。

それぞれのメリット

まずは公営からお話ししますが、費用が比較的安い点、家から近い点この2つになるかと思います。

費用に関しては公民館や集会場を想像していただければと思いますが、10万円以上かかることはないかと思われます。家から近い点は同じ市内や区内で考えるとそこまで遠いとは言えない距離かと思われます。

逆にデメリットですが、葬儀用ではない点、設備が足りない点、その会館を保有する場所に所属しないと利用できない点になります。

「葬儀用ではない」ってどういうこと?

葬儀社の専用会館ですと棺が通れる幅や長さの廊下があり、直線で出棺することができる、など式の運営に便利なように作られています。公営施設はスムーズな運営に関わるような不便が往々にして発生します。

例えば式場とする場所は日常的な空間から非日常的な空間つまり、葬儀をするにふさわしい空間にしなくてはなりません。そうなると、式場に幕を張って、白と黒の幕を張って、雨が降りそうならテントを立てて、冬なら暖房器具が足りないからどこからか調達して、という感じになります。

何が言いたいかと申しますと、費用が余計にかかり、葬儀社的にはできる限りやめてほしいですね。ここにつきます。

もちろん不可能ではありません。が、やりたければどうぞ、というのが本音です。費用を抑えることもできますが、その分ご家族にも手を借りますし、会葬者(参列者)に迷惑不便をかける可能性があります。高齢者がいらっしゃるのであればお勧めしません。

次に設備についてですが、すでに上記でお話ししてます。まさにここで、テント必要なの?とよく聞かれますが、受付どこでするんですか?雨降ったら傘さしてやってもらいますか?と私なら言います。笑

実際必要な備品は正直その場でもわからないことが多く、当日何かあってからでは遅いので備えはあった方がいい、という話をします。

もちろんその不便をお身内様ご近所様みんなで力を合わせて乗り越えるのも一興だとは思います。頼もしい若手が複数いるのであれば、親戚一同で作った式というのもいい思い出になります。

最後に会館を保有する地域に所属するというものですが、これは単純です。

隣の市だけど歩いて3分の場所で、そこ使いたいんだけど、と言われても使えない場合や、使えても市民、区民と比べて10倍くらいかかるなんてところもあります。

ただ、その市区町村に住所がある方がいる、または本籍地があるとか、細かい規約で何親等以内と決まっていて、お身内にそういった方がいれば使用できる可能性があります。

お寺などの宗教に指定がある場所

この内容をわかりやすくお話しすると、寺の本堂で葬儀をする、またはお寺が保有する会館や施設を利用するというものになります。

まず前提条件として、菩提寺またはお手次寺、納骨堂を含む納骨場所を対象者が保有しているということがあります。

メリット

葬儀に最も適した場所である点、式場の費用を抑えられる点があげられます。まず1つ目ですが、言わずもがなかと思いますが「荘厳である」この一言に尽きます。

この言葉の仏教的意味合いは、荘厳と書いて「しょうごん」と読み、信仰対象の仏様を美しく飾り徳を装飾品などで表す意味があり、本尊などが安置されている所を飾る意味もあります。 「そうごん」と読むと重々しくおごそかなこと。 おごそかで立派な事と仏教以外の宗教的な式典または音楽や景色などに対しての事を「そうごん」と読みます。今回の場合は「しょうごん」ですね。なので、この「荘厳である」という言葉が適してると思います。

式場の費用に関してですが、正直ここは絶対ではないです。式場の費用を取るお寺さんもいますが、悪いと思わないでください。むしろ優しいですし、明瞭なんです。では、今までお布施が20万円だったとします。何も言われず30万にされたらえ?なんで?となり不信感になりますね。ただ、式場を皆さんのために作らせていただき未だ備品類が足りないのでお布施と10万円の式場料をいただきます。なんて言われたら断れないしむしろ払いますよね。そこが優しさです。

お布施についてはこちらから

そして、この後お話ししますが仮に10万円の式場費であれば全然安いと思います。あくまで都内の話です。

デメリットは設備が限定的である点

設備面は公営民営式場でもお話ししましたが、足りない備品などが多くあります。また、階段が多くバリアフリーではないことが多いと思われます。大きな問題になるのが出棺の際に棺を持つ方々になります。というのも階段を上がって本堂がある作りが多く、棺を7名ほどで本堂から階段で降ろす必要があります。リスキーであり大変であり、ご家族の男手が必ず必要になります。稀にエレベーター完備で棺を簡単に下ろせる場合もありますので詳細はお寺へ直接確認ください。

葬儀専門ホール

葬儀専門ホールはその名の通り、葬儀を専門に行う場所です。具体的には葬儀社の会館や火葬場に併設されているホールなどです。

メリット

葬儀に適した作り、設備、費用など

葬儀に適した作りについては葬儀専門に行うので、誘導導線やお食事処、式場がうまく作られていてかなり使い勝手の良いです。あまりご家族の方に不便がないようにまた、葬儀のしやすいように設計されているので葬儀社としてもとにかく使いやすく案内しやすい施設になっています。設備、施設面に関してはこちらも、物はほぼ完璧に揃っていて、ちょっとしたテーブルなどもその場で用意することも出来ますし、急に人がたくさん来てしまった時にも対応できるように色々な備品を置いてあります。また、基本冷暖房完備で、棺が入るエレベーター付きな為ほとんど段差がなく車椅子の方でも安心のバリアフリー設計になっています。費用面に関しては葬儀社が保有する会館であれば割引も適用してもらえると思います。会員さんであれば無料や半額などになるケースが多いかと思われます。使いやすくて安心でき割引も効くのであればここを使わない手はないと思います。公営民営の会館の場合テントなど必要とお伝えしましたが、会館であれば基本は不要です。広くない会館であれば外にテントを出さないといけない場合もありますのでご注意ください。

デメリット

場所の制限、使用できるまでの期間、費用面

まず費用面からお話しすると、葬儀社が保有している会館なら割引もありますが、民営の葬儀専門ホールには割引は入りません。もちろん公営の専門ホールなら市民だから区民だからで安くなるケースもありますが、民営の場合はほぼ入りません。現状東京都にある火葬場に併設される会館の式場料はおおよそ25万円ほどです。他の葬儀会館もその付近の費用自体が多くなってきたなと感じています。値段が上がった理由は電気代、人件費上昇によってと推測されます。今の時代仕方がないと言えばそうなりますが、正直少し高い気もします。

まとめ

全ての場所で言えることは、指定の葬儀社がある場合があるということです。場所から決めるのであれば先にその場所の方に確認を取ってください。葬儀社さんに聞いてもわからない場合もあるので必ず先に確認してください。

火葬場に併設している会館は基本はどこ業者でも使えるケースが多いと思われます。

最後に葬儀費用に会場費が含まれるかどうかも気にしてみてくださいね!

費用に関してはこちら

 

いかがでしょうか?このような形で葬儀について触れていっています。さまざまなページをこれからも作り続けていきます。ご質問は随時受け付けております。また、間違いやおかしい点などもお教えいただければ幸いです。お返事できる限りにはなりますがご協力お願いします。

また、いつもコメントいただき誠にありがとうございます!毎度毎度の励みになっています!

 

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